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署名の委任機能の使い方

  • January 15, 2025
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Junko.Takaira
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eSignatureでは、署名依頼を受け取った受信者が、自分以外の人に署名を委任する機能があります。この機能をエンベロープの受信者側で使うためには、管理者が行うアカウントの設定で、管理者>署名設定から、「受信者による署名の委任を許可する」にチェックを入れる必要があります。

:差出人のアカウントでこの機能が有効になっていない場合には、受け取ったエンベロープに対して受信者側がこのアクションを取ることができない場合もあります。

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各ユーザーは、個人設定>委任の順にクリックして、同じアカウント内の別ユーザーに署名を委任することが可能です。委任開始日と終了日、ユーザーの名前を選んで設定を行います。開始日のみ選んで、ずっと委任し続けることも可能です。

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Aさんが署名をBさんに委任した場合、Aさん宛にエンベロープが送付されると、AさんとBさんの両方がエンベロープを受け取ります。Aさん宛のエンベロープをBさんが開けて署名を行った場合、Bさんの署名が契約書上に残ります。

 

署名の委任を行う際のよくある質問

署名の委任を行う際のお問い合わせでよくあるのは、社長が受け取ったエンベロープに、委任者である別の人(例:Cさん)が署名するというケースです。契約の締結について、会社の代表者 (社長) の名前で行わないといけないという法的ルールがあるわけではないので、社長とは別の人 (Cさん) が契約を締結することは一般的には問題ありません。

社内の規定や覚書等で「Cさん (もしくはCさんの役職) に契約締結の権限を委任する」ことまで定められていればより良いと思われますが、実態として、事業部長や部門長、担当者等が、自身の権限の範疇での決裁・契約締結を行うことは自然です。むしろ、署名を行うのがCさんならば、社長の名前ではなく、Cさんの名前で署名を行うことが望ましいと言えます。

 

Cさんが社長の名前で署名を行う場合、以下が注意点となります:

・社長ではない人 (Cさん) が社長の名前で署名することは、ドキュサインの製品機能としては可能(事前にCさんが署名スタイルを複数作成して、そのうちの一つを社長名にしておくなど)

・ただし、完了証明書には署名者のメールアドレスが記録される

・完了証明書を見れば、社長ではなくCさんが署名したことが取引先にもわかる。このことを取引先が問題視する可能性がある

・対策としては、あらかじめ社内規定で「社長の名前で契約を締結する権限をCさんに委任する」ことを明確に定めておく

・または、取引先に対して「社長から権限を委任されたCさんが署名を行う」旨をあらかじめ伝えて、合意を得ておく


つまり、ドキュサインの機能としては同じアカウント内の他のユーザーに対して署名を委任する機能が備わっていますが、この機能を使われる場合には、署名する権限自体を委任するかどうかについて、社内もしくは組織内で必要に応じて別途合意するもしくは定めていただくことになります。署名する権限について覚書を認めるのか、社内規定に定めるのかなどについての考え方は法務担当者の考え方やスタンスによって異なりますので、所属する組織・会社の法務部・法務担当者にご確認ください。

 

 

関連サポート記事:

署名の委任機能:

https://support.docusign.com/s/document-item?language=ja&bundleId=jux1643235969954&topicId=bbk1637048103951.html&_LANG=jajp

Docusignブログ:

弁護士に聞く!電子契約でも代理署名・代理押印は可能?:

https://www.docusign.com/ja-jp/blog/how-proxy-signature-works-when-using-eSignature


 

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  • January 15, 2025

署名の委任機能を使用すると、AさんとBさん両方に署名依頼が飛ぶと理解しました。Bさんがエンベロープを開けて署名した場合でも、Aさんの受信箱には該当のエンベロープは残る(アクセス可能な状態がBさん署名後も続く)でしょうか?

弊社では特定のサイナーが署名したものを秘書などが全て把握したいという要望があり、共有アクセスで対応しているのですが、タイムリーにキャッチできるように委任機能を使えないかと思ってのお尋ねとなります。

また個別のエンベロープで「別の署名者に割り当てる」場合であれば、割り当てをしたユーザーAさんと、割り当てをされた署名者Bさん両方の氏名とアドレスが完了証明書に記載される理解ですが、個人設定から委任した場合では、完了証明書にはBさんのみの記載となりますでしょうか?


Junko.Takaira
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  • January 15, 2025

ご質問ありがとうございます。

はい、Aさん宛の署名依頼が送られて、Aさんの署名を委任しているBさんが署名した場合、Bさんの受信箱にこのエンベロープは残ります(委任を解除した後も残ります)。

受信箱上で人のアイコンがステータスの左についている場合、委任された人として署名した印になります。

 

Bさんの受信箱:

 

Aさんの受信箱では、通常通りの見え方になります。

 

ですが、Aさんの受信箱でエンベロープの詳細を見に行きますと、本来の署名者と委任された署名者の両方が表示されます。

 

また、差出人のインボックスで履歴を見に行くと、受信者が委任者を設定している場合、エンベロープが送信された時点で「委任」というアクションが記録されます。また、依頼の通知がAさんBさんの両者に送られたことに加えて、誰が署名したか(この場合、委任された人であるBさん)も記録されています。

ですので、AさんとBさんの両者に関してエンベロープについてのアクションが記録されることになります。

 

特定の人宛の署名依頼が来た際のタイムリーな通知を受け取りたいという意味ではお尋ねの用途に使うことが可能かと思います。ただ、共有アクセスと委任機能が異なる点としましては、委任は、あくまで署名に関してのみの委任になるのと、署名を委任できるのは1ユーザーにつき1人のみになります。共有アクセスで別のユーザーがエンベロープの修正や再送信など、何らかのアクションを行っている場合などでは、署名の委任機能を使った場合は同じアクションはできないことになりますのでご注意ください。また、委任機能に関しては、下記サポート記事にある制限事項もご確認いただいた上でご利用いただければと思います。

https://support.docusign.com/s/document-item?language=ja&bundleId=jux1643235969954&topicId=bbk1637048103951.html&_LANG=jajp&_gl=1*xg6f4i*_gcl_au*MjEzODE2MDk4MS4xNzMwNDIwMDMx


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  • January 15, 2025

@Junko.Takaira 

早速、ご回答ならびに追加情報をいただき、ありがとうございます。

よく理解ができました。共有アクセス機能も睨みつつ使い分けてみたいと思います。


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